ずっと、いつか来ると思ってた日が、昨日やってきた。
私が美術の道にくるきっかけになった人で、ずっとネックになっていた人物が結婚したことを知った。
いつかこの日がくることはわかっていて、でもまさかこんなに早いとは思っていなかった。
当時は、彼が結婚したら何か変わるのか、子供ができたら何か変わるのか、なんて思いをめぐらせたりもしていたから、言葉ではうまく表せない、本当に何とも言えない気持ちだった。
昨日は、荒川修作についての講義をうけて、
何ヶ月ぶりかわからないくらい久々にアイライナーを買って、
今の私にはいつだって側にいてくれる大事な人がいて、昨日はその人も一緒にいてくれて、
何かの予兆だったのかもしれない。
そして、神様は優しいなとおもった。
正直、こんなに平和にこの日を迎えるとは思わなかったから、
それも同時に驚いたんだと思う。
最近、以前付き合いがあったような知り合いがどんどん結婚している。
子供ができた人もいる。
私も少しずつ年をとっているんだな、と思う。
私は過去の記憶に囚われる癖があって、でも、周りはそうやってひとつひとつ大きな決断を積み重ねて、姿を変えていく。
それが無性に悲しくなることもあるんだけれど、いつまでも悲しい、楽しい、そんな感情だけで生きているわけにはいかないから。
私もそろそろ大人にならなくちゃいけないのかもしれない。
今日は新しい一歩。
自分がこれからどんな生き方をしていくのか、少し楽しみになった。